フリーランスに転職する人が増えている理由

IT業界ではキャリア構築のために転職するということが多かったが、転職の選択肢としてフリーランスがよく選ばれるようになっている。企業で働いてきたエンジニアが、企業からの仕事を請け負って働く個人事業主として独立しているのである。
このような傾向が強まっている要因として、エージェントの登場の影響は大きい。エンジニアがフリーランスをする上で最も大きな障害となっていたのが案件獲得であり、十分にIT業界でコネクションを作った上で独立しないといくら営業してもクライアントを獲得できない場合が多かった。
しかし、案件の仲介を行ってくれるエージェントが登場したことにより、会員として登録すれば自分に合っている案件を提供してもらえるようになっている。
そのため、営業活動に不安があったエンジニアもフリーランスをしようと考えられるようになっているのである。※ちなみに、IT業界屈指のフリーランス専門エージェントはこの2つらしい。

それに加えて影響力があるのがWebを介した情報発疹の進展であり、フリーランスをして成功した事例を簡単に知ることができるようになっている。ブログやSNSなどを通して成功事例を知ると自分も成功できる可能性があると考えて独立を目指すようになりやすいのである。
大きな成功を遂げられているエンジニアは一握りではあるものの、企業で働いていたときよりも満足できているケースも多い。その状況がよく知られるようになった影響で、ますます転職して独立しようというエンジニアが増えてきているのである。